紀要第52号学会短信

中部地区英語教育学会 紀要52号 学会短信

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◇第51回中部地区英語教育学会福井大会及び令和4年度第1回運営委員会

第51回中部地区英語教育学会福井大会は、6月25日(土)・26日(日)にオンラインにより開催された。令和4年度第1回運営委員会は、6月18日(土)にオンラインにより開催され、酒井英樹会長の挨拶の後、以下の事項について報告と審議が行われた。

【報告事項】

①島田勝正前紀要編集委員長より紀要51号の投稿論文の採択結果について報告があった。また、佐久正秀前編集事務局長より、紀要のJ-Stage登載の進捗状況について報告があった。

②藤田賢紀要編集委員長より、紀要52号の投稿・編集作業のスケジュールについて報告があった。また、来年度に向け、執筆要領の改訂について今後検討する予定であることも合わせて報告があった。

③滝沢雄一運営委員長より、運営委員を退任される犬塚章夫氏(愛知教育大学)の表彰を総会にて行う旨報告があった。

④運営委員長より2022年度全国英語教育学会第1回理事会について、以下の報告があった。(1)第48回香川研究大会は、2023年8月19日(土)・20日(日)(前日に紀要編集委員会と理事会)に香川大学教育学部にて開催予定。課題研究フォーラム(1年目)の1つを中部で担当(詳細は第2回運営委員会にて提案)。(2)次期会長選挙について、選挙管理委員会の発足について,及び第 2 回理事会がオンライン開催された場合の実施方法について審議され、原案のとおり承認された。(3)宮迫紀要編集委員長より査読・編集結果の報告があり、原案のとおり承認された。投稿総数43編、採択12編(研究論文10編、実践論文2編)。(4)猫田紀要編集事務局長よりJaLC(Japan Link Center)メタデータオープン化について説明され、審議の末、原案のとおり承認された。(5)深澤会長より記念事業について説明があり、審議の末、原案のとおり承認された。出版社や、編集の詳細について等、WGメンバーにより継続検討されることとなった。

⑤古家貴雄副会長より、50周年記念誌の発行について報告とお礼があった。

⑥課題別研究プロジェクト「CLILとアクティブラーニングによる外国語教育の可能性」について、犬塚代表により最終報告があった。

⑦各地区活動について各地区の運営委員より報告があった。

⑧昨年度実施された英語教育実践セミナー及び今年度の福井大会で実施される同セミナーについて、コーディネータ−の岡崎委員より報告があった。

⑨会長より、ARELE34号編集委員および査読委員の選出について報告があった。

⑩運営委員長より、課題別研究プロジェクトの新規プロジェクトの公募について報告があった。

⑪運営委員長より、岡田美穂子氏、市川裕理氏、工藤泰三氏への転載許可について報告があった。

⑫運営委員長より、役員名簿の確認について依頼があった。

【審議事項】

①運営委員長より令和3年度事業報告があり承認された。

②和田順一会計委員より2021(令和3)年度決算報告が行われた。また、会長より、これまで別会計として扱ってきた全国英語教育学会事務局費(毎年3万円が全国英語教育学会より支給)を2021年度より本学会の雑収入として組み入れることが理由とともに説明された。2021年度は過去の残額も含めた額を、2022年度以降は当該年度に支給される額を雑収入とする。会計監査が欠席のため、運営委員長が監査報告を代読し、了承された。

③運営委員長より2022(令和4)事業計画について提案があり、承認された。(1) 第2回運営委員会:2022年10月15日(土) 13:30-18:00 (2) 紀要編集委員会:2022年10月15日(土) 10:00-12:00 (原則10月第2日曜日の開催となっているが、諸事情により上記日程の提案となった)(3) 紀要発行:2023年1月31日

④和田順一会計委員より2022(令和4)年度予算案が資料の一部修正の上提案され、審議の結果、承認された。

⑤田中武夫副会長より若手支援検討ワーキング・グループの検討結果について報告があった。また、報告を受けて、酒井会長より、「1. 第1回運営委員会及び総会を経て実現したい対策」「2. 第1回運営委員会及び大会実行委員会の検討を経て実現したい対策」「3. 第1回運営委員会の後、引き続き検討が必要な対策」が示された。1については別途審議事項6及び7において提案、審議することとし、2及び3について意見交換が行われ、今後ワーキング・グループにて検討を継続し第2回運営委員会で報告することとなった。

⑥会長より、⑤を踏まえ、学生会員の会費について、現在の4,000円から2,000円に減額、及びそれに伴う会則の改定について、提案があった。減額の前提条件として、第2回運営委員会及び編集委員会を毎年オンライン開催とすることにより、減額分をある程度吸収するとの説明があった。審議の結果、承認された。なお、会則の改定は2022年6月25日、施行は2023年4月1日付け。

⑦投稿規程の改定について、会長より、⑤を踏まえ、論文掲載費について、現在の8,000円から一律無料にする旨、提案があった。前項同様第2回運営委員会及び編集委員会を毎年オンライン開催とすることにより、会議費の支出減となり、収入減についてはある程度吸収可であること、また繰越額を抑えることが望ましいこと、課税(消費税、法人税等)への対応を含めた見通しについての説明があり、審議の結果、承認された。今後の手続きとして、投稿規定の変更について紀要編集委員会で検討し、第2回運営委員会で改めて審議することとなった。

⑧2022年度末に現会長他執行部の任期満了となることから、執行部改選を行うこととなった。まず、申し合わせ事項で定められた各地区の代表1名からなる選考委員会を設け、運営委員長が司会を務めた。選考委員会は、次期会長候補者として、現会長酒井英樹氏を選出した。運営委員会にて推挙され、審議の結果、同氏を会長に選出した。副会長等その他の役員に関しては、第2回運営委員会において選出することとなった。

⑨運営委員長及び愛知地区運営委員より運営委員の交代等について提案があり、以下の案を総会で諮ることとした。(退任)犬塚章夫氏(愛知教育大学)(新任)松井孝彦氏(愛知教育大学)。

⑩紀要編集委員長より提案があり、新紀要編集委員として、村尾玲美氏(名古屋大学)、清水義彦氏(富山県立大学)、堀田誠氏(山梨大学)が承認された。

⑪紀要編集委員長より、紀要52号の査読委員の依頼人数について説明があった後、各地区運営委員へ選出依頼があった。

⑫英語教育研究法セミナー及び英語教育実践セミナーの現コーディネータの任期が満了することから、会長より次期コーディネーターとして、英語教育研究法セミナーについては佐藤臨太郎氏(奈良教育大学)に、英語教育実践セミナーについては巽徹氏に依頼したい旨、提案があり、承認された。任期は2025年6月まで、2023年度岐阜大会、2024年度富山大会、2025年度山梨大会の各セミナーを担当する。

⑬次年度以降の大会開催地区について、運営委員長より2026(令和8)年度の大会開催地区を和歌山とする旨提案があった(2023年度岐阜, 2024年度富山, 2025年度山梨は21年度第1回運営委員会にて承認済み)。和歌山地区の尾上委員より会員数の減少等により担当が極めて困難な状況にあるとの報告があり、執行部及び他地区とも相談の上検討し、第2回運営委員会においてあらためて審議することとした。

⑭巽徹大会実行委員長より、第52回中部地区英語教育学会岐阜大会の実施要項案が提案された。期日と会場(2022年6月24日(土)・25日(日) オンライン開催)及び2日間の大会日程について提案があった。開催形態については、対面での実施の可能性を検討して欲しい旨意見が出された。大会日程、シンポジウム及び問題別討論会のテーマ等については審議の結果、出された意見等を踏まえ、実行委員会で再検討の上、第2回運営委員会であらためて審議することとなった。

◇令和4年度中部地区英語教育学会第2回運営委員会及び紀要編集委員会

第2回運営委員会及び第51号紀要編集委員会が、10月15日(土)にオンラインにて開催された。第2回運営委員会においては、酒井英樹会長から挨拶があり、その後、以下の事項について報告と審議が行われた。

【報告事項】

①滝沢雄一運営委員長より、令和4年度第1回運営委員会議事録の確認があった。

②吉田三郎福井大会事務局長より第51回中部地区英語教育学会福井大会について報告があった。参加申込登録者数294名、自由研究発表は71件であった。アンケート結果(回答数73)の報告があり、大会に対して非常に満足との回答が多く得られた。

③運営委員長より、8月5日(金)にオンラインにより開催された全国英語教育学会第2回理事会について、資料に基づき主に以下の点について報告があった。(1)第48香川研究大会について、齋藤実行委員長および水野幹事より、2023年8月19日・20日に、香川大学を会場とした対面開催が計画されていることが説明され、審議の結果、原案どおり承認された。 あわせて、長崎研究大会企画部副部長より、シンポジウム及びワークショップについて原案が示された。酒井理事より、次期指導要領改訂を見据えた内容も含めて議論できると良いとの提案があり、シンポジウムの趣旨について、大会企画部で継続検討されることとなった。(2)宮迫紀要編集長より、執筆要項等について提案がなされ、審議の結果、原案どおり承認された。(3)学会 50 周年記念事業について、次の2 点について提案があり、審議の結果、原案どおり承認された。・横川理事より、第 50 回研究大会記念事業WG(後に編集委員会に改組)の経過として、記念書籍について、40 周年記念誌の全体的な構成を踏襲しつつ、現在に特有なトピックを交えながら、実践と理論のいっそうの統合を指向する書籍の刊行を目指しているとの説明がなされた。斉田副会長より、執筆の方向性について、40 周年記念誌発行後のARELEの 10 年間の研究動向とするのか、ARELE に限定しない概論とするのかを明確にすると良いとの提案があり、編集委員会において検討・意思統一を図ることが確認された。・久保田理事より、『全国英語教育学会 50 年沿革史』編集の経過について説明がなされた。40 周年以降の学会の歩みについて、今後、原稿依頼をすることになる。(4)第 49 回福岡研究大会について、石原大会事務局長より、日程(2024 年 8 月 24 日・25 日)と実施形式(現在は対面実施の計画、於:福岡工業大学)について説明がなされた。(5)「英語教育セミナー」の募集について鬼田事務局長より、セミナーの募集について案内があった。

④藤田賢紀要編集委員長より、5名の査読者の交代があり、計25名(編集委員7名を含む)体制で査読が行われているとの報告があった。

⑤課題別研究プロジェクト「言語・認知・学習理論を基盤とした英語指導の新しい展開」及び「日本の EFL 環境における、生徒の英語でのコミュニケーション意欲を高める指導の工夫: 情意面、動機づけ、WTC の観点から」について、それぞれ中川右也委員、佐藤臨太郎委員より最終(会計)報告があった。⑥伊達正起コーディネーター(代理:運営委員長)より、英語教育研究法セミナーについて福井大会第1日(6月25日(土))に廣森友人氏(明治大学)を講師に迎えて開催され、参加者は131名であった旨の報告があった。岡崎浩幸コーディネーターより、英語教育実践セミナーは大会第2日(6月26日(日))に瀧沢広人氏(岐阜大学)を講師に迎えて開催されたとの報告があった。それぞれ会計報告も合わせて行われた。

⑦若手支援検討ワーキング・グループの検討結果として、田中武夫副会長より、第3回若手支援検討WG会議で検討された卒論修論発表会とワークインプログレス研究発表について報告があった。続いて、酒井会長から今後の方向性について提案があった。意見交換の後、卒論修論発表会については、次期研究担当副会長より次年度第1回の運営委員会にて提案されることに、ワークインプログレス研究発表については、岐阜大会から実施されることとなった。

⑧会長より、2023年から2年間中部地区英語教育学会が担当となる全国英語教育学会第 48 回香川研究大会課題研究フォーラムについて、現在進行中の課題別研究プロジェクトの1つである「英語教育研究者のための研究倫理と個人情報保護の手立て」をテーマとし、プロジェクト代表である草薙邦広氏(県立広島大学)にコーディネーターを依頼する旨、報告があった。

⑨和田順一会計委員より、地区活動補助費について報告があった。

【審議事項】

①紀要編集委員長より、紀要52号編集委員会審査結果について以下の通り提案があった。投稿総数は51編(51号は43編, 50号は46編, 49号は56編)、内訳は、理論研究5編、実証研究17編、実践報告18編、調査報告11編であった。審査結果はA判定0編、B判定31編、C判定8編、残りの12編は第三者査読を行うとの提案があった。審議の結果、提案通り承認された。

②紀要編集委員長より、紀要投稿規程、執筆要領の一部改訂について、改訂の理由として、(1)実態に合わせて、古い記載を改める、(2)APA第7版に準拠する、(3)受付トラブルの緩和のため、執筆要領に従わない投稿について審査対象としない旨の明記することが示された後、改訂箇所について提案があった。審議の結果、紀要掲載費を無料とすることが提案通り承認された。その他については意見交換が行われ、次年度第1回運営委員会で審議、決定することとなった。

③会長より、来年度の抱負として以下のことが示された。(1) 実践研究を大切にし、実践者のコミュニティとして機能する学会としてのあり方を考えたい、(2) 主に学術的な研究における若手研究者の活動のしやすさを大切にしたい、(3) 社会的な動向を意識して長期的なスパンを見据えながら学会としての知見を持てるようにしたい。(1)については、次年度第1回運営委員会で具体的な提案をしたい、(2) については若手支援検討ワーキング・グループでの検討を実現に移していく、(3) は課題別研究プロジェクト、シンポジウムなどで他学会への影響や教育現場への示唆を与えられるような重要なテーマを検討していきたい。続いて、執行部の改選について提案があり、田中武夫運営担当副会長、滝沢雄一運営委員長、和田順一会計委員が再任、新たに研究担当副会長として浦野研広報委員長が選任された。浦野副会長については、広報委員長を兼任することも合わせて承認された。

④運営委員長より、課題別研究プロジェクトの新規プロジェクトの再募集について、提案があり、審議の結果、承認された。

⑤巽徹大会実行委員長より、第52回中部地区英語教育学会岐阜大会についての提案があり、主に以下の点について審議が行われた。大会はオンライン開催とすることが提案され、承認された。大会日程、シンポジウム、問題別討論会などのテーマ等については、委員より出された意見を踏まえて実行委員会で再度検討し、あらためて12月に大会要項(案)をメールにより審議することとなった。また、英語教育研究法セミナー、英語教育実践セミナーの講師についてコーディネーターから報告があった。