英語教育研究法セミナー

第一日(10:30~11:30)

提案者

西村 嘉人(名古屋大学大学院生)

司会・進行

亘理 陽一(静岡大学)

コメンテーター

酒井 英樹(信州大学)・森田 光宏(広島大学)・山西 博之(関西大学)・新谷 奈津子(The University of Auckland)

趣旨

中部地区の二巡目を迎えた研究法セミナーは、これまでに提案してきた研究法・データ分析法・論文を書く際の注意点に関する一般的指針を踏まえ、昨年、公募により選ばれた研究課題を検討する公開ゼミナールを開催した。研究の結果や解釈の妥当性を問う前に、課題に照らして研究法・分析法について多様な専門領域の研究者からコメントをもらうことで、当該研究の意義と課題を明確にするような知見が得られることを確認できた。今年度も、研究の「種」を公開ゼミナールとして検討する場を共有し、具体的な研究計画に基づいて、研究課題の設定や調査・実験・実践のデザインにおいて研究をより良いものとするために考えるべきポイントを参加者全員で深めたい。

第二日(12:00~13:00)

※昼食を食べながらご参加できます

セミナー第1会場

講師

藤田 卓郎(福井工業高等専門学校)

タイトル

「教師が自らの実践を対象として行う実践研究法」

要旨

本発表では、これから教師を目指す学生の方々や、自分が担当するクラスを対象に研究を進めたいと考えている先生方を主な対象者として、教室内での実践について研究を行うための方法についてお話します。発表では具体例を基に、(1) 課題の設定方法、(2) データの収集方法、(3) データの分析方法について述べたいと思います。(1)から(3)のいずれの点においても、実行可能性を重視して発表できるように努めたいと思います。本発表を通して活発な意見交換ができれば幸いです。

セミナー第2会場

講師

草薙 邦広(名古屋大学大学院・日本学術振興会特別研究員)

タイトル

「量的なデータ分析で気をつけたい7つのこと」

要旨

本セミナーは、量的なデータ分析方法について学びたい学部生、大学院生、そして研究手法について見直したい先生方を対象としています。「量的なデータ分析によって、どのようなことができるようになるのか、そしてどのようなことはできないのか」という素朴な疑問を主軸としながら、記述統計、仮説検定、多変量解析に関する初歩的な考えかたについて概説します。また、外国語教育の研究者が誤解しやすい、または誤って論文で書いてしまう、7つのことがらについて紹介し、わたしたちの量的なデータ分析のありかたを考える場を提供したいとおもっています。



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